令和7年新年会開催

 令和7(2025)年の千葉滋賀県人会新年会が2月11日(火・祝)にロイヤルパインズホテル千葉(旧三井ガーデンホテル千葉)にて39名の参加を得て開催されました。
 数日前からの全国的な寒波の襲来で心配しましたが、千葉県は晴天に恵まれ参加予定者全員が出席しました。
 前半は竹本豊子幹事の司会で進行し、来賓、講師、新入会員の紹介に続いて、馬場弘二副会長が冒頭挨拶で、中村浩会長の欠席の経緯を報告し、県人会では高齢化等により会員の退会が出ている中で、令和6年度は現会員の協力を得て10名の新会員が入会されたことへの感謝を述べました。
 新年会恒例の講演会では、前年の講師の大塚敬一郎氏(長浜商工会議所会頭・虎姫高同窓会長)の紹介で、虎姫高同窓で毎日新聞論説委員・ノンフィクション作家の小倉孝保氏[*1]に「35年目のラブレター[*2]について」の演題でお話しいただきました。自身の記者と作家との両立の意味、執筆に至った経緯、取材で得た一般には気付かない人生の苦悩や愛情などの機微、書籍と映画(本年3月7日に全国公開)の違いなどについて小一時間にわたり熱く語っていただきました。
 その後、溝上一生幹事の進行で宴会に入り、滋賀県東京本部本部長の中村守氏が来賓挨拶で、寒波による雪害の復旧に全力を挙げていること、一方で琵琶湖の水位が低下している中で、適度な雨量は必要だが・・・との複雑な思い、今年の選抜高校野球には滋賀学園と滋賀短大付の2校が出場、また「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」が9月28日から彦根市を中心に滋賀県内で開催されるとの報告があり、続いて乾杯の発声を頂きました。
 会食では、ふるさと近江の歌(琵琶湖周航の歌など)のBGMを聴きながら各テーブルでは和やかな談笑で盛り上がりました。
 その間に初参加者(池田敬久・井戸潔・大橋和男・川分陽二・竹井大輔の5氏)の自己紹介、これに続き、ゴルフ同好会の田口貢氏から次回コンペの案内、植野克美氏から「大近江展」の紹介、新納事務局長から「全国滋賀県人会連合会」主催の「全国大会(6月28〜29日)」への参加案内、最後に小野忠和名誉会長が県人会の歴史を振り返り、新規会員の加入に謝意を示すとともに今後の県人会の永続を祈念すると述べた後、「琵琶湖周航の歌」を全員で斉唱し、堅田佐の富の「モロコの山椒煮」と中村会長提供の「クラブハリエ(たねや)」のバウムクーヘンを手土産にお開きとなりました。

 

[*1]小倉 孝保(おぐら たかやす)氏 略歴
ジャーナリスト、ノンフィクション作家・毎日新聞論説委員。 滋賀県長浜市生まれ〈1964年7月9日〉。滋賀県立虎姫高等学校、関西学院大学社会学部卒業。1988年、毎日新聞入社。福井支局、阪神支局、大阪本社社会部、東京本社外信部、カイロ支局長、ニューヨーク支局長、欧州総局長、外信部長を経て、毎日新聞論説委員。2014年に日本人として初めて英国外国特派員協会賞(特派員部門)受賞。 著書多数:2011年、『柔の恩人―「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』で、小学館ノンフィクション大賞・ミズノスポーツライター賞最優秀賞をダブル受賞。 2025年3月7日に「35年目のラブレター」(講談社、2024年)が東映で映画化公開。

[*2]「35年目のラブレター」(講談社文庫 2024年 小倉孝保著)
小学校に通えず、読み書きができずに生きてきた夫。 結婚後にその事実を知り、やさしく受け入れた妻。 夫は、還暦を過ぎて夜間中学で学び始めた。 愛する妻にラブレターを書くために--。 (第1刷 帯書き より)

 

 

 
今回は「ロイヤルパインズホテル千葉」で開催。ただし場所は例年と同じで名前が違うだけ。迷う方は少なかったのでは 冒頭には馬場弘二副会長が挨拶。 令和6年度には10名の新入会員があったことに感謝を述べた

 

今回は毎日新聞論説委員でありノンフィクション作家でもある小倉孝保氏に今話題の著書「35年目のラブレター」について、取材のきっかけから映画化に至るまでの過程、そして取材対象者の生き方から気付かされたこと、感じたことの様々を丁寧にそして熱く語っていただいた

  滋賀県東京本部本部長
中村守氏には
来賓のご挨拶に続き
乾杯の発声をいただき
懇親会がスタート

ふるさと近江の歌がBGMで流れる中、各テーブルでは和やかな談笑が続いていた

 

 

初参加の方には
一人一人自己紹
介いただいた 

( )内は出身地
池田敬久氏(長浜市)
竹井大輔氏(長浜市)
井戸潔氏(彦根市) 川分陽二氏(彦根市) 大橋和男氏(豊郷町)
     
田口貢氏からは次回ゴルフコンペの案内が 植野克美氏は3月の「大近江展」の告知を 新納瑞穂事務局長からは全滋主催の全国大会の案内があった

 

締めの挨拶小野忠和名誉会長  最後は全員で「琵琶湖周航の歌」を斉唱してお開きに