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千葉滋賀県人会第24回見学会
国立印刷局東京工場
令和6年10月29日

 10月29日(火)、コロナの影響もあり永らく中断していた見学会を久し振りに開催しました。今回の見学先は、今年7月の新紙幣発行でも話題になった「国立印刷局東京工場」です。
 参加者は16名、千葉県民には不慣れな東京メトロ南北線「西ヶ原駅」に無事集合し、「国立印刷局東京工場」へ。地下鉄の駅から地上に出るとすぐ隣が工場の南門です。入場の際には厳重な手荷物検査と本人確認があり、その後係員の方に引率され工場内に移動しました。
 最初に「東京工場では千円札と一万円札の他、官報、郵便切手、パスポートの印刷」をしていることや、「紙幣は印刷局だが、硬貨は造幣局で作っている」こと等、国立印刷局の業務の紹介があり、その後ビデオで「紙幣がどのような工程で作られているか」、そして「高度な世界最高レベルの偽造防止技術がどのように施されているか」等の説明を受けました。
 隣接の展示室では「製造工程や偽造防止技術」が更に詳しくパネル展示で学ぶことができます。一億円の重さを体験しながら記念撮影ができるコーナーがあり、皆さん「重い!」と言いながら持ち上げていました。お土産コーナーもあり新紙幣のデザインの入ったお菓子やハンカチ等が販売されていて、記念に買われている方も。
 最後に実際に紙幣が印刷されている工場へ移動し、2階の見学用廊下から、お札を印刷する現場をガラス窓越しに見学しました。工場内は写真撮影禁止となっていて写真で紹介できないのが残念ですが、何か不思議な光景です。一枚の大きな用紙に一万円札が20枚印刷されていて、その紙が500枚で一梱包、「一束で一億円です」、「あちらの山は20束積んでありますから20億円です」との説明、お金ではなく印刷物ということですが何となくピンときません。この印刷物が日本銀行に納入され日本銀行券として発行、金融機関を通じて流通して初めてお金としての価値が生じるとのことですが、何か分かったような分からないような話でした。約90分の見学コースで、係員の方の説明はユーモアがあり分かり易く、午後3時20分には無事終了し解散しました。
 次回開催の際には是非多くの会員の皆様の参加をお待ちしています


創業150年(令和3年)を機に一新したロゴマーク
小冊子とパンフレット  お札と工場の説明会の後、参加者全員で記念撮影

写真撮影後、隣の展示室に移動し係員の方から引き続きパネルで説明を受けた

新札の設計図になる肖像のコンテ画と色鉛筆や絵の具で描いた原寸大原図。ともに工芸官が手描きするという

印刷用インクは各種顔料とワニス等を
独自の配合で混ぜ合わせて作られる


1枚で20万円分が印刷され、日銀総裁の
印章と記番号が印刷される
1億円の重さを体感できる
コーナーは人気
裁断されたお札は1000 枚ずつ券種ごとに
違う色で帯掛けされる

 

お土産コーナーには新札の絵柄のタオルやハンカチ(右)ほか、裁断片入りボールペン・シャープペン、缶バッジ、マウスパッド、おせんべい等まで並べられていた