10月29日(火)、コロナの影響もあり永らく中断していた見学会を久し振りに開催しました。今回の見学先は、今年7月の新紙幣発行でも話題になった「国立印刷局東京工場」です。
参加者は16名、千葉県民には不慣れな東京メトロ南北線「西ヶ原駅」に無事集合し、「国立印刷局東京工場」へ。地下鉄の駅から地上に出るとすぐ隣が工場の南門です。入場の際には厳重な手荷物検査と本人確認があり、その後係員の方に引率され工場内に移動しました。
最初に「東京工場では千円札と一万円札の他、官報、郵便切手、パスポートの印刷」をしていることや、「紙幣は印刷局だが、硬貨は造幣局で作っている」こと等、国立印刷局の業務の紹介があり、その後ビデオで「紙幣がどのような工程で作られているか」、そして「高度な世界最高レベルの偽造防止技術がどのように施されているか」等の説明を受けました。
隣接の展示室では「製造工程や偽造防止技術」が更に詳しくパネル展示で学ぶことができます。一億円の重さを体験しながら記念撮影ができるコーナーがあり、皆さん「重い!」と言いながら持ち上げていました。お土産コーナーもあり新紙幣のデザインの入ったお菓子やハンカチ等が販売されていて、記念に買われている方も。
最後に実際に紙幣が印刷されている工場へ移動し、2階の見学用廊下から、お札を印刷する現場をガラス窓越しに見学しました。工場内は写真撮影禁止となっていて写真で紹介できないのが残念ですが、何か不思議な光景です。一枚の大きな用紙に一万円札が20枚印刷されていて、その紙が500枚で一梱包、「一束で一億円です」、「あちらの山は20束積んでありますから20億円です」との説明、お金ではなく印刷物ということですが何となくピンときません。この印刷物が日本銀行に納入され日本銀行券として発行、金融機関を通じて流通して初めてお金としての価値が生じるとのことですが、何か分かったような分からないような話でした。約90分の見学コースで、係員の方の説明はユーモアがあり分かり易く、午後3時20分には無事終了し解散しました。
次回開催の際には是非多くの会員の皆様の参加をお待ちしています。
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