前日の雨も上がり、少し汗ばむような天候に恵まれた11月5日、東京モノレール新整備場駅に集結しました。目指す工場は駅のすぐ側でしたが、入り口まで数分歩き、事務所のような倉庫のような大きな四角い建物で一人ずつ入館カードを貰いバーコードをかざして入館し3階の航空教室に入りました。レクチュア開始まで少し時間がありそれぞれに展示エリアを見る人、お土産を買う人、など時間をつぶしていよいよビデオを使った講習が始まりました。
東京国際空港についての説明では、現在4本の滑走路をその日の風向きによって使い分けているそうで、東京は国際線も発着し現在では世界第4位の乗降客数を誇っているそうです(1位アトランタ、2位北京、3位ドバイとの事)。ビデオでの旅客機の製造工程で金属製の胴体はアルミ合金で作られハニカム鋼材や軽量化された床材、炭素繊維の材料など実際に手で触れて確かめました。飛行機には各種の機材が配置されていて世界各地からその部品が集められ製造工場で組み立てられていますが、ビデオで見る限りその手際よさに感心しました。飛行機には無駄な部分は無く主翼は上昇、降下だけでなく燃料タンクの役割も持ち、尾翼は舵の役と後尾から空気を吸い込みエンジンに供給していて、また客室は客席の配置によって乗客数を増減できます。配布された小冊子によると機体整備は4種類ありフライトごとに行うT整備から6~8年ごとに行うシートや内装全てを取り外して隅々まで整備するⅯ整備まであるそうです。
小休憩の後、我々30名は3つのグループに分かれてそれぞれスチュワーデス出身のガイドさんに引率されて整備工場見学に向かいました。教室を出て廊下を少し歩くと工場の入り口で3階から入ったのですが目の前にボーイングの大きな機体があり圧倒されました。歩いて1階に下り外を見ると滑走路や駐機場があり様々なマークを付けた国際線の飛行機が2分余りの間隔で着陸し、手前を出発滑走路へ向かう大型機が通り工場内では整備士たちが作業をしていました。鳥を追い払うために大きな爆竹のような音が聞こえ、ガイドさんがいろいろ飛行機について説明をしてくれましたが外の景色に興奮してしまい説明も上の空で聞いていました。
見学が終わって玄関で幹事さんから簡単な挨拶があり解散しましたが、一部の人は旅客ターミナルヘ向かいました。「見ると聞くでは大違い」という言葉がありますが今回の見学会はその印象を強くした見学会でした。
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